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私たちが空間というものを、建築という形で彩り始めたのはいつ頃からのことだったのでしょうか。人間の進歩とともにあった建築資材のなかでも、ステンレスが実用化され一般的になったのはつい最近のことなのです。一見、無機質。ところがステンレスには様々な表情が隠されているのです。繊細な質感、そして光を反射して伝わる微妙なニュアンス。都市空間の中でひときわ映えるこの美意識の主張こそ、ステンレスだけがもつ特徴です。ビルの玄関、そしてアーチ、壁面にとインテリジェントな印象はステンレスから生まれると言っても過言ではありません。
自然を志向する一方で、私たちは、こうした時代を象徴する先進性にも魅了されているのです。もう、ステンレスは人間に近い素材となっています。私たち『サステック』も、人と素材の新しいコミュニケーションをとらえ始めています。人と人とがふれあうように、人とステンレスの新しい出会いを提案していきたいと私たちは考えています。21世紀となり、知らなかった「ステンレス・テクノロジー」を…無限の未来に向かって、『サステック』も主張し続けていきます。
長年使用される建築資材にとって耐食性は大きなポイント。環境のあらゆる条件をクリアし、美しさを保持します。
摩擦に強いステンレスは、ビルの外壁、階段、手摺、サッシなどに大きな適応力を発揮します。
ステンレスの耐熱度は一般のもので1400~1500℃。800~850℃前後では酸化することも少なく、輝きを守ります。
薄くても十分な抗張力を誇るステンレス。万全の強度に加えて、重量も軽く、工事も簡単・スピーディです。
光沢のある美しさを保ちながら、塗装の必要性が無く、美観も損ないません。経済性にもすぐれた素材です。
ステンレスの清掃はガラスと同じ簡単さ。ビルディングなど従来高価なメンテナンス費用も大きく節約できます。
ステンレス(Stainless)は強度に優れ、普通鋼やアルミニウムと比較すると、極めて耐食性に優れています。しかし、金や白金の様に絶対にさびない金属ではありません。
ステンレスは 『サビない』 金属ではなく、むしろ 『サビにくい』 金属といえます。
ステンレスが 『サビにくい』 のは、含有されるクロムが酸素と結合し、表面に酸化皮膜(不動態皮膜)を形成し、この皮膜がサビを防ぐ働きをしているからです。
不動態皮膜は、ステンレスにキズがついても空気中の酸素が触れている間は、自己再生します。
ステンレスの表面は、不動態皮膜により 『サビ』 から守られております。
したがって、なんらかの環境の変化により、不動態皮膜が破壊され、自己再生が妨げられた場合は、ステンレスといえども腐食し、 『サビ』 が発生します。
不動態皮膜を破壊し、自己再生を妨げる作用をもつ、主な物質は以下の様なものがあります。
塩素イオン
硫黄酸化物
例えば、以下の様な場面が考えられます。塩素系の洗剤や漂白剤で洗浄し、洗剤が付着したままの場合
海岸沿いなどの環境で塩分が付着した場合
塩ビ焼却時のばい煙が付着した場合
自動車の排気ガスが付着した場合
温泉地帯
火山灰のふる地帯
結露等
その他に、 『もらいサビ』 といわれる現象があります。
鉄粉等の異種金属が表面に付着し、その金属自身がさび、あたかもステンレス自身がサビた様にみえる現象です。また、付着した金属自身がサビるだけでなく、ステンレス自身の 『サビ』 にまでつながります。